"賃金"では、基本給や手当の内容、及び割増賃金等について定めます。
就業規則とは別に賃金規程としてまとめることも可能です。
作成する際には次の点に注意しましょう。
- 手当として支給するもの(家族手当、役職手当等)はすべて明記しましょう。
- 時間外勤務等の割増賃金の計算方法を明記しましょう。
- 賃金の締め日、支払日について明記しましょう。
- 欠勤、遅刻、早退および私用外出の時間について
賃金控除(賃金カット)を行うことができます。ただし、賃金控除を行うのであれば、就業規則にその旨を記載しなければなりません。
- 昇給について
「会社の業績の著しい低下その他やむを得ない事由がある場合にはこの限りではない」の規定がない場合には、会社の業績が悪くとも全従業員の昇給をさせなければいけません。
従業員の昇給の基準を定める場合には、具体的に記載した方が従業員のやる気を向上させるのに適しています。
- 賞与について
「会社の業績の著しい低下その他やむを得ない事由がある場合には、支給時期を延期し、または支給しない」の規定がない場合には、会社の業績が悪くとも全従業員に賞与を支給しなければいけません。